
皆様一年ぶりです。制作担当です。
結構期間が開いてしまいましたが、東京朝鮮高校2代目監督「姜容徳」が考案した7つのコンビネーションブローその3についてご紹介します。
ハングルで「セーボンチェ」と呼びます。
ハングルで「セーボンチェ」と呼びます。
私はこの技には少し苦手でしたが、私の弟は使いこなしていましたね(笑)
鬼塚勝也選手が見せた必殺コンビネーション
皆様は鬼塚勝也選手をご存知だろうか?
1992年にWBA世界スーパーフライ級王者となり5度の防衛を行った名選手だ。
ちなみに高校2年のときにインターハイでライトフライ級優勝。高校3年時にフライ級で準優勝している。

詳細な話は「トクさん」本人に書いていただきたいのですが…
(てか、詳細知らないので書いておいて~)
トクさんが朝鮮大学の学生を引き連れて
協栄ジムに練習に行ったところ鬼塚選手と学生で練習試合をする事に。
多分推測するに時期的には…
朝鮮高校がボクシング部がインターハイにでれない強豪高と言われていた、
伝説の時代辺りの話だと思うので、
当然、朝鮮大学ボクシング部も相当強かったはず。
しかし、鬼塚選手は学生達をどんどん倒していったそうです。
トクさん本人もあの時は衝撃だったと話していたくらいです。
その時に鬼塚選手が多用して朝鮮大学生達を翻弄したコンビネーションがありました。
トクさんはすかさずチェックし、改良を重ね生まれたのが
コンビネーションブローその3でした。
姜容徳のコンビネーションブローその3
ではこの必殺コンビネーション
セーボンチェ コンビネーションブロー
についてご紹介。
この技は左のみで打つ顔とボディに打ち分けるタイプのコンビネーションです。
1. 左フック
2. 左アッパー
3. 左アッパー
4. 左フック
このコンビネーションの特徴の一つが攻防一体です。
2の左アッパーを打つタイミングでダッキングを入れる事になるので、
相手から見ると顔の位置が動くので、狙いを定めにくいです。
そしてかく乱も入っています。
顔→ボディ→ボディ→顔
顔へのガードに集中させた後にボディが入り、ボディへ意識を変えた瞬間に顔面にフックを入れる。
対戦相手が読みに長けていたりすると困難ですが、
普通の選手相手なら十分なかく乱になるでしょう。
もちろん数発はガードされますが、2発目と4発目だけちゃんと当たれば成功でしょう。
リバーブロー1発で相手を落とせるような選手におすすめしたいですね。
そんな人にこれ使われたら鬼に金棒です。
プレッシャーを与える打撃
この技は、かく乱と攻防一体が含まれている技なので、
定期的に打ってプレッシャーを与えるのが基本的な使い方だったりします。
その為、ジャブに含めながら使ったり、ボディを思いっきり入れた後に連続で多用したりするのがポイントです。
その為には3連続で打てるのが重要だったりします。
と言う事で…
「セーボンチェ」は必ず3セット打てと言われて練習してましたが…
さすがに、左12連発は自分には荷が重過ぎました(笑)
それ以上に問題だったのが私のボディアッパーの質。
私のボディアッパーの質が落とす質では無く、
ダメージを与える質だったので思ったより効果が薄かったです。
つまり…
恐怖心と言うプレッシャーをかけれる程、私はボディ打ちが得意ではなかったという事です。
その後、ボディで落とせないと知ったので、
肋骨へし折るつもりでボディ練習していましたが(笑)
それより、恐怖心を植え付ける為のプロセスを考えればよかったと今頃後悔。
倒しきれなかった時の八つ当たりに
題名があまりよろしくないですが…
自分が力入れて練習していたのはこれ。
前回お話した「コンビネーション1」で仕留められなかった時に使っていました。
[1]. コンビネーション1× 3
[2]. コンビネーション3
[3]. コンビネーション2 永久
基本は右クロスが当たったら、スタンディングダウンを取るために[1]でラッシュをかけます。
スタンディングダウンが取れなかった恨みを込めて[2]を使いボディ決めます。
この時[1]で相手の意識とガードが顔に集中してるので、高確率でボディが入ります。
ここまで、やるとロープ際になっている事が多いので、[3]でダメージ蓄積させて行きます。
少なからずこれが出来れば倒せなかったとしても、ポイントは取れるでしょう。
このようにフィニッシュの後に使うと効果的だったりします。
ポイントはガードを顔に集中させる事です。
私が一番苦手だった技なので、深くは書けませんでしたが、
最後まで読んでいただき皆様ありがとうございます。
次回は…
私を窮地から救ってくれた「ヘルマントーレス選手」から伝授してもらった
「コンビネーション4 ネーボンチェ」についてお話いたします。
制作担当
2014年05月04日 21:36
後日「トクさん」から指摘もらいましたが、今はコンビネーション3の打ち方が変わっているようです。多分難易度が高かったからでしょうね。
現在は…
1.左フック
2.左ボディアッパー
3.左フック
となっているとの事です。