世界バンタム級王座10連続防衛の元2階級制覇王者長谷川穂積選手が、3階級制覇へのチャレンジに失敗。IBF世界Sバンタム級王者キコ・マルティネス(スペイン)にTKO負けを喫した。
人はいつか衰える。長谷川は元々ブロックやカバーはあまりせずに上体や足でかわしていた。全盛期はそれがまたかっこ良かった。だが全盛期はそれで通じていても、今はそれが欠点になっていた。
私は自分が生きている間に長谷川穂積と言う選手の試合が沢山観れて良かったし幸せだった。チャンスをつかんだ時のあの高速連打は一気にストレスを発散させてくれた。
私はネットに載る長谷川選手に対する一部のボクシングファンの意見に対し違和感を覚えていた。
辰吉や西岡が勝てなかったウィラポンを2度も破りバンタム級10連続防衛の破竹の勢いだった頃には大絶賛を惜しまず、逆に西岡に苦言を書き込んでいた連中が、長谷川がモンティエルに負けてゴンザレスに敗れる頃には、敵地でゴンザレスをKOしてドネアと対戦するに至るまでの西岡を絶賛。長谷川が復調した良い試合に対してまでケチをつける始末。この乗換上手が気に入らなかった。それが世の常?ファンなんてそんなもの?もちろん好調時の長谷川に戻って欲しいと言う切実な気持ちで意見を書き込んでいる人もいたが、明らかにそうじゃあ無い奴らもいた。
第7ラウンド、マルティネスの猛攻に崩れ落ちセコンドからタオルが投入されて試合が終わったその時、会場から大きな拍手が送られた。
私はその温かい拍手に胸が熱くなった。
その大きな拍手には「頑張ったね。ナイスファイト!本当にお疲れ様。沢山の感動をありがとう。」と言うファンの気持ちが込められていたからである。長谷川のファイトに元気をもらい、諦めずに頑張る姿に共感し人生を歩んで来た人達。(こう言うボクシングファンは素晴らしいな~関西のファンは特に温かいな~辰吉の熱烈なファンにも同じ温かさを感じるんだよな。)
トクさんが監督をつとめる
「チームトクボクシング教室」について
選手を経て高校、大学のボクシング部監督、現在社会人チームの監督をしている。
小学生から一般、プロボクサー、総合格闘家の著名選手達、キックボクサー等もボクシング指導して来た。
今の自分は、私が若かった頃身近に本当に欲しかった存在である。
あの頃(ボクシングの現役時代)に今の自分のような手取り足取り教えてくれる熟練者がそばで指導してくれていれば、自分はもっとボクシングで大成出来たことだろう。
現在、最速最短で強くなれる指導に自信が有り、重点を置いています。
この機会にまずは「基本通りのボクシング」、「教科書のようなボクシング」と呼ばれるボクシングを身につけて下さい。
教科書通りのボクシング、裏ワザ、何でもウェルカムです。希望者には時間作って個人指導もします。
著者のトクさんについて
渓流釣りとアウトドア、ボクシングが趣味な十条にある焼肉店の店長。
東京朝鮮高校ボクシング部の第一期主将を務め、大学卒業後東京朝鮮高校ボクシング部の監督として活動。
その後、親が経営していた「焼肉 金剛山」を継ぐ。2002年に十条に「焼肉ピュアティ」を開店。2011年に移転し十条で「焼肉いつものところ」の店長として現在活動中。また、自身が立ち上げたチームトクボクシング教室でコーチとして指導を行っており、月に数回練習会も実施している。
「焼肉いつものところ」について
日テレ「ヒルナンデス」や「ABChanZoo」「火曜サプライズ」にも出演した、焼肉とお酒が楽しめる呑み処。十条で10年目。佐賀県伊万里牛を扱う、焼肉と韓国家庭料理のお店。
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