寒い日にも関わらず総合ミットで全員すぐに体が温まった。この3人の水準になると、ミット打ちも何でもござれのゲーム感覚でかなりハードな動きになる。
次回は、総合ミットを失敗無く全てクリア出来た選手の動画をアップするのでお楽しみに!
この日はフォロー(円の動き)の中で特別に力を入れるべき動きを何通りか練習した。
1.リード連打~裏技~円の動き
●左ストレート内ブロック左ストレート~左ストレート左スリップ左ストレート~左ストレート右スリップ左ストレート~左ワンツー~左サイドステップジャブ2発
●左ストレート内ブロック左ストレート~左ストレート右スリップ左ストレート~左ストレート左スリップ左ストレート~右ワンツー~右スリップ右サイドステップ
メインは「左ワンツー」、「右ワンツー」である。この裏技を決める為に布石としてリード連打を打つ。裏技を決めたければその前にリードを沢山打たなければならないと言う課題をクリアする事によって、試合で大切なリードパンチが沢山出るようになる。
★「左ワンツー」
10㎝程の左サイドステップと同時に左ストレートを打ち、追って右ストレートを打つ。左サイドステップをしながら左ストレートを打つので左ストレートは斜め右前に打つ事になる。左ストレートは相手の顔の位置確認の為に打つ役割が大きい。相手のワン(左ストレート)はこちらの右肩の上を通る事になる。そして相手のワンとツーの手の間を強烈な右ストレートがヒットする。
左サイドステップは斜めサイドステップではなく、真横にする。余り大きいサイドステップだと右ストレートが当てにくくなる。
★「右ワンツー」
20㎝程の右ステップと同時に左ストレートを打ち、追って右ストレートを打つ。長身の選手が相手の外側から右ストレートを振り下ろす理想のパターン。右サイドステップではなく、右足だけを真横に出すステップ。「右ステップ右ストレート」のカウンターと一緒だが、右ステップの時に左ストレートを伸ばす分警戒はされない。左ストレートは次に打つ右ストレートが見えないように隠す目的で相手の左目を狙う。
相手の右ストレートを打たれる可能性も有るので「左ワンツー」と比較するとリスクが有る。
2.先手のコンビネーション
●プレッシャー(踏み込んで両手ブロック)右スリップ右サイドステップ➡左先手(左サイドステップから右ストレートワンツー)➡左サイドステップジャブ2発(回りながら)➡右先手(右ステップから右ストレートワンツー)➡左先手(左サイドステップから右ストレートワンツー)
3.試合中レフリーの「ストップ、ボックス」の声に合わせて左先手、又は右先手を行う。
4.円の動きから「コンビネーション2」を打つ
プレッシャー(踏み込んで両手ブロック)右スリップ右サイドステップからコンビネーション2
コンビネーション2とは?
左スリップ+ステップインから左フック右フック左アッパー左アッパー右アッパー左フック (全部顔に打つ)
シュガーレイ・レナードがトーマス・ハーンズとの第1戦でクリンチ際で見せたショートの高速続打です。
●コンビネーション2の最後の左フックで回り、ワンツー
●コンビネーション2の最後の左フックで回り、右アッパーボディ
●コンビネーション2の後、右フックで回り左アッパーボディ
※次回「第307回ボクシング練習会」は2/8(日)9時~10時30分まで中十条1丁目高架下公園で予定しています。