「攻防バランスの良いボクシング」とは、よけて打ってよけて打っての繰り返しを、フォームを乱さずにしっかり行う事である。
その為にはあれこれ色んな技を使うのではなく、リードパンチと一つのコンビネーションブローの組み合わせで試合がこなせるようにするのが大事である。
リードパンチを地道にしつこく、そしてチャンスをつかむ為にしっかりと打ち続ける。リードパンチを打ってよけて打って、よけて打ってよけるの繰り返し。相手の連打に対してはコンビネーションディフェンスも常に忘れない。
そしてリードパンチで相手の顔が跳ね上がったり、バランスを崩したり、疲れが見えたり弱気になっているのを確認したらすかさずコンビネーション1(ワンツー左フック右ストレート左アッパー右ストレ-ト)を打ってすぐに位置移動をする。
要は色んなリードから➡コンビネーション1➡位置移動を王道とし、それを貫くボクシングをまずは身に付けることだ。

◎対象訓練
まずはコンビネーション1(ワンツー左フック右ストレート左アッパー右ストレート)と位置移動の練習をする。
お互いグロービングして、相方はワンは右拳で受けツーは左拳で受け左フックは右拳で受け右ストレートは左拳で受け左アッパーは右拳で受け右ストレートは左拳で受ける。素晴らしいブロック練習になる。
●コンビネーション1を打った後の位置移動
1.コンビネーション1からフォロー1(左サイドステップジャブ2発回りながら)
4.コンビネーション1から右ディフェンス(ブロック右スリップ右サイドステップ)
5.コンビネーション1から左先手(大きな左サイドステップ右ストレートワンツー)
6.コンビネーション1から右先手(大きな右ステップ右ストレートワンツー)
※番外編
相方が最初のワンツーをスリップでよけてもパンチが流れずに最後までコンビネーション1を追いかけて打てるように練習する。
リードとタイミングと目慣らしの練習
●よけて打つからコンビネーション1を打った後位置移動
お互いグロービングして、相方が左ストレートをノーモーションのマックスで9回打つ。
順不同で下記9種類のパンチを返す。相方の右拳に打つ。ボディは相方が肘でブロックして受ける。今だと思う時に、又は相方の合図に合わせてコンビネーション1を打った後位置移動。
1.右パリー左ストレート
2.内ブロック左ストレート
3.右スリップ左ストレート
4.左スリップ左ストレート
5.右ステップ右ストレート
6.左スリップ左フック
7.右スリップ右ボディアッパー
8.左スリップ左ボディアッパー
9.左サイドステップ左ストレート
※苦手なものを優先して得意なものと同水準に出来るように努力する。
●合わせからコンビネーション1を打った後位置移動
お互いグロービングして、相方が左ストレートをノーモーションのマックスで6回打つ。
1.左ストレート合わせ
2.左ストレートボディ合わせ
3.右ストレート合わせ
4.右ストレートボディ合わせ
5.左フック合わせ
6.左フックで回る
順不同で下記6種類の打ってよけて打つを実行する。相方の右拳に打つ。今だと思う時に、又は相方の合図に合わせてコンビネーション1を打った後位置移動。
2.左ストレート左スリップ左ストレート
3.左ストレート右スリップ左ストレート
4.左ワンツー
5.右ワンツー
6.左ストレート右パリー左ストレート
●その他からコンビネーション1を打った後位置移動
2.ガード固めて2発目当たる左ジャブ
3.左の各コンビネーション(例)
・左ストレート左フック左アッパー
・左フック顔左ボディアッパー
チーム徳では以上の練習を当分の間行います。

写真は上中里コミュニティー会館での練習