左を打って様子を伺おうなんて思っていると、してやられてしまう。
そう言う「スキあらば先手」に長けた選手っていますよね。
ノーモーションで来るのでピリピリと緊張感を持って対処しよう。
1. 早くて大きい左サイドステップでかわして、右ストレート(ボディ)からワンツー(顔)
相手が来た時にドンピシャでタイミングが合えば良いが、来る前にやってしまっても先手勝ちとなる。
左サイドステップからストレート(ボディ)は、ロマチェンコ選手が良くやる動きで、これを普通構えの選手がやるとリバーや水月等どこを打っても急所となり非常に有効だ。
ジャブ2発、又はジャブ4発から行えばロマチェンコ選手の動きに更に似る。
2. ブロック左スリップ左サイドステップで回り、右ステップから右ストレートワンツー
ブロック左スリップ左サイドステップは、相手の奇襲に対して最善のコンビネーションディフェンス。そこからの右ステップは間を置かずにすぐに行う。右ステップは斜め前に右足だけ大きく踏み出す。
3.裏技の左ワンツーを使う。
★「左ワンツー」
10㎝程の左サイドステップと同時に左ストレートを打ち、追って右ストレートを打つ。左サイドステップをしながら左ストレートを打つので左ストレートは斜め右前に打つ事になる。左ストレートは相手の顔の位置確認の為に打つ役割が大きい。相手のワン(左ストレート)はこちらの右肩の上を通る事になる。そして相手のワンとツーの手の間を強烈な右ストレートがヒットする。
左サイドステップは斜めサイドステップではなく、真横にする。余り大きいサイドステップだと右ストレートが当てにくくなる。
左ワンツーの後は左サイドステップから回りながらジャブ
4.ステップバック右ストレート合わせ、左サイドステップから回りながらジャブ
相手のワンをステップバックでかわし、相手のツーに右ストレートを合わせる。KO出来るパターンなので練習相手にワンツーを打ってもらい磨いて欲しい。
★「右ストレートを合わせ」
相手の左ストレート又は右ストレートに対して相打ちで放つパンチだが、右ストレートを打つと同時に自分のアゴの左側先端を左の胸につける。相手のパンチはこちらの右肩の上で空振り、こちらのパンチだけが当たるのだが、相手の突進力にこちらのパンチが正面衝突する強力なカウンターとなる。
以上4種類を出合い頭に準備しておくと安心であり始まりが即チャンスにつながるはずだ。