ボクシング競技を続けているうちに、各選手が独自のポリシーを持ってそれを貫く姿はとても格好いいと思う。
只、そのパフォーマンスが、ガードを下げて相手を馬鹿にするような表情やポーズをとったりするのはいただけない。
相手のパンチが効いて笑ってごまかそうとするのも、あまり褒められない。
セコンドの有り方も問題で、セコンドが「効いてない!
効いてない!」と言うのは、パンチをもらっていると認める言葉で愚の骨頂である。セコンドや応援の言葉も相手選手を誹謗中傷する内容と言うのはスポーツに置いて如何なものだろうか?私自身反省する事も多い。
格闘技だからこそ、選手の試合中のマナーは熱いながらも紳士的で美しく
高貴な価値ある行動でありたい。
私が観てきた選手達の試合中に行ったパフォーマンスで、記憶に残るものを上げてみよう。
大学の監督をしていた時に、苦楽を共にした主将のリングでのパフォーマンスが一番格好良かった。
ダウンを取った後、レフェリーが指差した白いコーナーに行き待機するのだが、コーナーに向かう時も相手選手から目を離さずに後ろ歩きでコーナーに向かう。試合中相手に後ろを絶対に見せないと言う彼のポリシーだった。
試合中、脇をしめると自分に言い聞かせて両肘を付けるように脇をしめた直後に、右ストレート1発で相手を失神KOした選手も格好良かった。悪い癖、良い癖を区別するのならばこれは良い癖だと言える。
世界チャンピォンロイヤル小林選手は、両脇を後方に開いてリラックスする癖が有った。力みを無くそうとする動きだが、筋肉粒々を誇示する威圧感が有った。
相手がガード下げておちょくるような動作をした途端、バン!と床を鳴らしてスリップを入れた後連打を打つ正攻法のパフォーマンスを当サークルでは実践している。
トクさんが監督をつとめる
「チームトクボクシング教室」について
選手を経て高校、大学のボクシング部監督、現在社会人チームの監督をしている。
小学生から一般、プロボクサー、総合格闘家の著名選手達、キックボクサー等もボクシング指導して来た。
今の自分は、私が若かった頃身近に本当に欲しかった存在である。
あの頃(ボクシングの現役時代)に今の自分のような手取り足取り教えてくれる熟練者がそばで指導してくれていれば、自分はもっとボクシングで大成出来たことだろう。
現在、最速最短で強くなれる指導に自信が有り、重点を置いています。
この機会にまずは「基本通りのボクシング」、「教科書のようなボクシング」と呼ばれるボクシングを身につけて下さい。
教科書通りのボクシング、裏ワザ、何でもウェルカムです。希望者には時間作って個人指導もします。
著者のトクさんについて
渓流釣りとアウトドア、ボクシングが趣味な十条にある焼肉店の店長。

東京朝鮮高校ボクシング部の第一期主将を務め、大学卒業後東京朝鮮高校ボクシング部の監督として活動。
その後、親が経営していた「焼肉 金剛山」を継ぐ。2002年に十条に「焼肉ピュアティ」を開店。2011年に移転し十条で「焼肉いつものところ」の店長として現在活動中。また、自身が立ち上げたチームトクボクシング教室でコーチとして指導を行っており、月に数回練習会も実施している。
「焼肉いつものところ」について

日テレ「ヒルナンデス」や「ABChanZoo」「火曜サプライズ」にも出演した、焼肉とお酒が楽しめる呑み処。十条で10年目。佐賀県伊万里牛を扱う、焼肉と韓国家庭料理のお店。