今日のメンバーはそのまま試合に出られる水準のメンバー。
最初から高度なミット打ちから練習を進行した。

リードからブロックをノンストップでスロー(50%の力)で打ち続けたり、ダッシュ(100%の力)で打つ練習をしました。

「リードからブロック」の後位置移動する練習と、「リードからコンビネーション」の後相手の追い討ちを迎え撃った後位置移動する練習をしました。

最後にフォロー(円の動き)の練習を一通り行った後、「先手」の練習をしました。
次回は「先手」を集中練習します。リードを沢山練習して左のマスボクシングも次回から本格的に始めます。

初参加が2名いましたが経験者なので、そのまま当チームの基本ミットをこなせるように練習をしました。
ディフェンスとブロックの練習をした後、フォロー(円の動き)の練習に入りました。
フォローを4つに分けて説明しながら練習しました。
1. フォロー
2. フォローからワンツー
3. フォローからコンビネーション
4. フォローからブロック
フォローからブロックを覚えたのでリードからブロックの練習をしました。
次回はリードからブロックを順番を決めてノンストップでミット打ちを行います。50%の力でスローで打つのと100%の力でダッシュで打つのを行います。
それと今回出来なかった当チームの最重要技「先手」を練習します。

グランドの土も乾いていて練習場のコンディションも良い。
前回参加したZERO1000改さん 、スペル★ウエダマンさんが今日も参加してやる気を感じる。

基本ミットも徐々に慣れて来ている。 ZERO1000改さんは前回良く無かったワンツーのステップを見事に修正している。 スペル★ウエダマンさんはパンチが有りスピード感も有るので、ガードが良くなれば楽しみである。

昔、ヨネクラジムの松本トレーナーが「どんなに才能が無くてもやる気と努力でプロの6回戦、8回戦にはなれる。でも10回戦には才能がなければなれない。」と言っていた。私の指導する選手達もやるからには、みんなボクシングの達人と呼ばれる水準になって欲しい。
今日は最後にラウンド開始30秒間に「先手」を3回打つ練習を試みた。
次回は円の動きから先手を徹底的に行い、「リードからブロック」~「円の動き」、「リードからコンビネーション」~「円の動き」
そして早く「声援に合わせた動き」にたどり着きたい。
初参加のスペル★ウエダマンさん、ZERO1000改さんが打つ「基本ミット」の為の練習をした後、nakaさん、ジョン君が現在集中練習している「リードからブロック」のミットを行いました。
●「リードからブロック」はブロックから返しのコンビネーションブローを打った後、サイドステップで位置移動をしてジャブを打ちながら回るまでを練習しました。
本日初参加メンバーが練習した「基本ミット」内容をここにまとめますので、復習して下さい。
●「基本ミット」
リズム、オンガードポジションを守りながら
・左ストレート
・ジャブ2発から左スリップ右スリップ(スリップは両ガードをテンプルに付けて山を作って行う)
・右ストレート(ステップインの足運びをしっかり守る事。ワンツーも同様の足運び)
・ワンツーストレートから右スリップ左スリップ(スリップは両ガードをテンプルに付けて山を作って行う)
・相手のノーモーションストレートをプレッシャーブロック
・ディフエンス(相手の連打に対するコンビネーションディフエンス)
ブロック~左スリップ~左サイドステップ
ブロック~右スリップ~右サイドステップ
以上をしっかり出来るようになった後、「チャンス」と言えばワンツー連打が打てるようになれば「基本ミット」は完成です。

ジョン君、nakaさん、レミギウスさん、徳の4名。

グラウンドが地元行事で使えず、手前の広場で練習しました。

リードからブロックとディフェンス、7つのコンビネーションブローを練習しました。
コンビネーション2の練習はバリエーションも多く楽しいですね。
ジョン君、ひろぽんたさん、nakaさん、徳の4名。
大雨で水たまりが多かったせいかいつもの児童遊園はカギが閉まっていたので、東十条駅下の高架下に移動して練習しました。
ひろぽんたさんが初参加なので基本動作と基本ミット、リードの練習をした後、前回のバージョンアップしたリードからのブロックをミットで確認しました。

大川さん、nakaさん、ジョン君、徳の4名参加
★「リードからブロック」をバージョンアップしました。
****************************************************************************
●ディフェンス
・ジャブ3発を右パリー左スリップ右スリップでよける
・ワンツー左フックを同じく右パリー左スリップ右スリップでよける
※右パリーをプレッシャーブロック(両手ブロック)に変えるかを検討中
・ジャブからワンツーをジャブは右パリーでかわしてワンを右パリーツーを左パリーでかわして右ストレートを返す
・内ブロック左スリップ左サイドステップ
・内ブロック右スリップ右サイドステップ
●ブロックから返し
・ストレートやワンツー(ボディも含む)を左スリップ+ブロックでかわし、返せる時に左フックを返す。
・左フックを右ステップ+ブロックでかわし、右ストレート左フック右ストレート左アッパー右ストレート(コンビネーション1のバリエーション)
・左ボディアッパーを右スリップ+ブロックでかわし、右ボディアッパー左ボディアッパー(コンビネーション6でも良い)※踏み込んでブロックする事
・右フックを左スリップ+ブロックでかわし、左フック右ストレート左アッパー右ストレート(コンビネーション1のバリエーション)
・右ボディアッパーを左スリップ+ブロックでかわし、左フック(顔)左アッパー(ボディ)(コンビネーション3)※踏み込んでブロックする事
以上をガード固めてリードジャブ2発プレッシャーブロック(両手ブロック)から行う。
上記攻撃の後左サイドステップジャブ2発から円の動きに戻れるようにする。
****************************************************************************
試合中、無心でミットの通り動いていれば勝てるように組み立てました。まだ少し改良の余地が有りそうです。
★「リードからコンビネーション」をバージョンアップしました。
****************************************************************************
・ガード固めてジャブ5発から軽いジャブ~右ストレート合わせ左フック右ストレート左アッパー右ストレート
・左ストレート右スリップ左ストレート~左スリップ左フック右ストレート左アッパー右ストレート
・左ストレート左スリップ左ストレートから右ステップ右ストレート左フック右ストレート左アッパー右ストレート
・軽いジャブから左ストレート合わせ~左フック(顔)左アッパー(ボディ)
・軽いジャブから左ストレートボディ合わせ右フック(顔)
・プレッシャーブロック(両手ブロック)左スリップ左フック右ストレート左アッパー右ストレート
・プレッシャーブロック(両手ブロック)右ステップ右ストレート左フック右ストレート左アッパー右ストレート
上記攻撃の後、右ステップ右ストレート左フック、左スリップ左フック右ストレート、右ステップ右ストレート左フックを60%の力で実行準備して左サイドステップジャブ2発から円の動きに戻れるようにする。
****************************************************************************
「リードからブロック」のディフェンス、ガード固めてリードジャブ2発プレッシャーブロック(両手ブロック)、「リードからコンビネーション」のリードとプレッシャーだけでシャドーボクシングする。

本日は8名参加。 赤ちゃんを抱いている主将イズミさんの奥さんが写真を撮ってくれた。
本日は
・準備体操
・リズムステップ2R
主要団体練習
・ジャブ3発を右パリー左スリップ右スリップでよける
・ワンツー左フックを同じく右パリー左スリップ右スリップでよける
・ジャブからワンツーをジャブは右パリーでかわしてワンを右パリーツーを左パリーでかわして右ストレートを返す
・ストレートやワンツー(ボディも含む)を左スリップ+ブロックでかわし、返せる時に左フックを返す。
・左フックを右ステップ+ブロックでかわし、右ストレート左フック右ストレート左アッパー右ストレート(コンビネーション1のバリエーション)
・左ボディアッパーを右スリップ+ブロックでかわし、右ボディアッパー左ボディアッパー(コンビネーション6でも良い)※踏み込んでブロックする事
・右フックを左スリップ+ブロックでかわし、左フック右ストレート左アッパー右ストレート(コンビネーション1のバリエーション)
・右ボディアッパーを左スリップ+ブロックでかわし、左フック(顔)左アッパー(ボディ)(コンビネーション3)※踏み込んでブロックする事
以上をガード固めてリードジャブ2発打ちながら行う。
団体練習後ミットで確認及び披露するに備えてシャドー、マスボクシング
順番にミットで確認及び披露
円の動き団体練習
柔軟体操
次回は
・ガード固めてリードジャブ2発だけではなく色んなリードを打ちながら行います。
・一つの動きが終わるたびに位置移動しながら手を出す練習につなげます。

かやまさん、ジョン君、徳の3名が参加
人数が少ないと練習内容が濃く充実する。
この日は下記1~4までをスムーズに続ける練習をした。
1.リードを打ちながら相手のパンチをよけて(ジャブ3発やワンツーフック、ジャブからワンツーに対するディフェンスも同時に)
2.強打やコンビネーションブローを返して
3.その後の相手の反撃を迎撃して
4.円の動きに戻るところまで
を何度もミットで確認した。
次回はこれのボディ返しパターンからボディ連打も練習する。
次回第276回ボクシング練習会は5月18日(日)です。
先日2014年5月4日にPC版のブログデザインをリニューアルしました。
ボクシング練習会への参加方法も新規で記載しましたので
興味のある方は是非参加してください。

チームトクボクシング教室とは?
昔、東京朝鮮高校ボクシング部の創設メンバーの一人で第一期主将。
そして、卒業後先生となり2代目監督をやっていた、
「姜容徳」のブログです。
昔はアマチュアボクシングがノーヘッドギアの時代に
選手として試合をこなし、高校時代世界チャンピオンとのスパーリング経験もある
40年以上もボクシングを愛した男が書く、ボクシング記事は必見です。
チームトクボクシング練習会について
長年アマチュアボクシングに選手、監督としてたずさわってきた「トクさん(姜容徳)」主催のボクシング練習会です。
詳細はこちらを確認。
チームトクボクシング練習会メンバー募集(ボクシングサークル 東京)
2013年以前の記事を見たいのですが…
2013年以前の昔の活動記事は「焼肉いつものところオフィシャルサイト」をご覧ください。
焼肉いつものところ - チーム徳ボクシング教室
皆様、今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。
今回のブログリニューアルに伴い練習会の情報をまとめました。
チームトクボクシング練習会について

長年アマチュアボクシングに選手、監督としてたずさわってきた「トクさん(姜容徳)」主催のボクシング練習会です。
学生達を教えてたこともあり、指導方法も参加者全員に対して技を教えていく形式です。
その為、楽して勝てる戦略性の高い必殺技を短期間で会得できます。
技のバリエーションが少ない。省エネで戦って勝ちたい。戦略について学びたい方にオススメです。
第一線で活躍している格闘家の人達も訪れてました。
やりがい
練習会の詳細
基本は北区で練習会を行っており、時期によって場所を変えたりします。
現在は東京都北区十条の「十条1丁目高架下公園(児童公園)」で朝の9時から行っています。
(2014年5月現在)
参加費は500円となっています。

日時や場所に関しては「トクさん」に直接連絡いただければと思います。
練習への参加方法
参加方法については色々ありますが、
「トクさん」の経営している焼肉店に直接電話いただくのが確実です。
トクさんが経営する焼肉店「焼肉呑み処 いつものところ」
他にも下記のコミュニティから連絡可能です。
ご近所さんを探せ 「いつものところ倶楽部(アウトドア、グルメ、ボクシング)」
mixiコミュニティ「チームトクボクシング練習会」
トクさんから一言

選手を経て高校、大学のボクシング部監督、現在社会人チームの監督をしている。
小学生から一般、プロボクサー、総合格闘家の著名選手達、キックボクサー等もボクシング指導して来た。
今の自分は、私が若かった頃身近に本当に欲しかった存在である。
あの頃(ボクシングの現役時代)に今の自分のような手取り足取り教えてくれる熟練者がそばで指導してくれていれば、自分はもっとボクシングで大成出来たことだろう。
現在、最速最短で強くなれる指導に自信が有り、重点を置いています。
この機会にまずは「基本通りのボクシング」、「教科書のようなボクシング」と呼ばれるボクシングを身につけて下さい。

kazuya03、nakaさん、ジョン君、流星君、カラムーチョさん、bariさん、ハギっち☆けいつうさん、徳の8名が参加
第274回ボクシング練習会である。
最近は不参加の書き込みがいくつか有る中でも、結構な人数が集まるようになりました。
毎回少人数でも確実に続けて来た成果ですね。
主なリードパンチを6種類練習して、 そのリードパンチからつなげるコンビネーションブローや強打の練習をしました。
スリップとブロックを主としたディフェンスを団体練習した後、ミットで順番に確認しました。
締めでリードとディフェンスそこからのコンビネーションや強打を打つ練習をして、片方が打ち片方が実戦する練習をしました。
ラストは円の動きのシャドーをしてこの日は終了。
普段は「円の動きから先手」を狙い、相手の正面に位置した時「リードとディフェンスそこからのコンビネーションや強打を打ち、その後のフォロー」まで完璧にこなせれば、残りは強いボディ連打を打てるようにして完成となります。
数か月後には全員がレギュラーと呼べる水準になるのが目標です。
前回に続き、円の動きから先手に入る練習を長時間行いました。
次にラウンドが始まってすぐに相手のサイドから先手を打ち、それを何度も続ける練習をしました。
色んなリードからコンビネーション1を打つ練習と、ガード固めてジャブ2発からコンビネーション1を打つ練習をして、その後の処理となる動きを練習しました。次回はこの動きをブロックも交えてもっとスムーズに行えるようにします。

私が膝を痛めているのでこの日は各自準備体操

久しぶりに出たジョン君は松本さんの上達に驚いていた

練習場から階段を上った十条台小学校にはツツジが咲き始めていた
次回「第274回ボクシング練習会」は、4月27日(日)9時より10時30分まで中十条1丁目高架下公園(児童遊園)で予定しています。
素人とプロの違いで最も際立つのはストレートを綺麗に打てる事だ。
ストレートパンチャーが成功すると言う事実は、過去の名ボクサーを振り返っても納得出来る。
私の記憶で最も代表的な試合は、薬師寺保栄vs辰吉丈一郎。
暫定チャンピォン対正規チャンピォンの試合で膨大なファンの応援と期待の中、意地とプライドが前面に現れ舌戦もヒートアップしてお互い絶対に負けられない試合となった。試合後販売されたDVDのタイトルにも「試合では無く戦争」と書かれたほどの好試合となった。
明暗を分けたのはストレート主体の薬師寺と多彩なコンビネーションを得意とする辰吉のボクシングスタイル。
ガードを高く固めてワンツーストレートの連打を打つ薬師寺は、内側からピンポイントで的確にストレートを当てる省エネボクシング。対する辰吉は下げたガードからストレート、フック、アッパーを多彩に織り交ぜながらどこから来るかわからない変幻自在なパンチを放つが、エネルギーの消費と下げたガードの甘さから、中盤次第に最短コースを最速で当てて、しかも省エネのストレートボクシングに対して劣勢となって行く。それでも終盤辰吉の頑張りと気迫で歴史に残る名勝負となった。
かつて私が指導した選手にフックとアッパーのつるべ打ちの名手がいた。当チームの「コンビネーション2」と呼ぶ技で、左フック右フック左アッパー左アッパー右アッパー左フックを何回転も打ち続けるのが得意な選手だった。彼がその攻撃を始めると殆どレフェリーストップで勝つ事が出来た。ある日、強豪との対戦でラウンド開始直後にその攻撃を仕掛けて、あっと言う間にスタンディングダウンを取った。後1回スタンディングダウンを奪えば試合が終了するその時、相手がワンツー連打で必死に応戦して来た。互角の凄い打ち合いが続く中で、次第に優劣がはっきりして来た。長距離で最短コースを最速でしかも省エネで当てるワンツー連打にフックとアッパーの連打がかなわなくなったので有る。回転力もワンツー連打の方が上で、ついに2ラウンド目に長い打ち合いに敗れて逆転RSCで敗れてしまった。
実際にストレートだけ打って試合に勝てるのならば
それに越した事は無い。
まずはストレート中心の安定したボクシングを身につけよう!
対象練習
・相手に左ストレートを打ってもらいその内側から右ストレートを打つ。
・相手に右ストレートを打ってもらいその内側から左ストレートを打つ。
・相手に左フックを打ってもらいその内側から右ストレートを打つ。
・相手に右フックを打ってもらいその内側から左ストレートを打つ。
どちらもアゴを引いて前傾姿勢(前かがみ)を守り、ストレートを打った時肩と肩の付け根部分が自分のテンプル、ジョー、チンをカバーしてくれるように打つ。
・相手に左フックを打ってもらう。左フックのモーションがかかったら左ストレートをカウンターで打つ。右のテンプル、ジョー、チンを左ストレートを打つと同時にカバーする。
・相手に右フックを打ってもらう。右フックのモーションがかかったら右ストレートをカウンターで打つ。左のテンプル、ジョー、チンを右ストレートを打つと同時にカバーする。
・相手に左ボディアッパーを打ってもらい左ボディアッパーのモーションがかかったら左ストレートをカウンターで打つ。左ストレートを打つと同時に右肘でボディをカバーする。
・相手に右ボディアッパーを打ってもらい右ボディアッパーのモーションがかかったら右ストレートをカウンターで打つ。右ストレートを打つと同時に左肘でボディをカバーする。
●相手のワンツーのワンを右ブロックパリー、ツーを左ブロックパリーして右ストレートを打つ。
●自由自在にストレートを打てるようにする。
・ジャブ1発、ジャブ2発、ジャブ3発、ジャブ5発を綺麗に打てるように練習する。
・ワンツー1回、ワンツー2回、ワンツー3回、ワンツー連打を綺麗に打てるように練習する。
・ジャブ1発からワンツー、ジャブ2発からワンツー、ジャブ3発からワンツー、ジャブ5発からワンツーを綺麗に打てるように練習する。
●左右ストレートを顔とボディに使い分ける。(以前書いた「上下攻撃とナイスボディー」参照)
●前に出て来る相手に対し、ステップバック、左サイドステップ、右ステップを複雑に織り交ぜながらストレート連打を打つ練習をする。自分のパターンを何通りも作る。
この他最近入ったレミギウスさんとカラムーチョさん、常連の大川さん、だいすけさん、izumiさん、ジョン君、流星君が参加すれば、14名揃う可能性が有ります。
コミュのボクシングメンバーは50人を超えてているんですが、現在は遠ざかっているけれど心は通じている人達、全くの幽霊部員等様々です。
当チームのオリジナルな技「先手」もみんな大分使えるようになりました。
今日は円の動きからの先手を細かく分解して8通りの使い方をシャドーとミットで練習しました。
それとリードパンチの打ち方を20種類使いこなせるように団体練習とシャドーをしました。
最後にリードからのコンビネーションとその後の攻防を次回まで完成させるように、課題として提案しました。
次回が楽しみです。
一番詳しいbariさんが中心となってしてくれる世界のboxing選手の話を聞くのがとても楽しいです。

広々と動ける高架下

周りを気にせず集中できる

練習帰りに自分撮り 「この顔を見たらすぐ通報を」てのは無しで、懐かしいと思った人はメッセージを!
第272回ボクシング練習会
本日はレミギウスさん、かやまさん、nakaさん、松本さん、徳の5名。
最近毎回この位の人数が集まるようになりました。
以前のように10名以上集まるのもそう遠くない気がします。
練習は「先手」を色んな場面から打てるように練習した後、フォロー(円の動き)全般を練習しました。
新しいところではフォローからのコンビネーション、リードからのコンビネーションを練習しました。
次回はリードからのコンビネーション、リードからのブロックとその後の攻防を練習します。
次回272回ボクシング練習会は、4月13日(日)9時から10時30分まで中十条1丁目高架下公園(児童公園)で行います。
写真は本日4/6練習後の花見

本日はレミギウスさん、かやまさん、nakaさん、松本さん、徳の5名。
最近毎回この位の人数が集まるようになりました。
以前のように10名以上集まるのもそう遠くない気がします。
練習は「先手」を色んな場面から打てるように練習した後、フォロー(円の動き)全般を練習しました。
新しいところではフォローからのコンビネーション、リードからのコンビネーションを練習しました。
次回はリードからのコンビネーション、リードからのブロックとその後の攻防を練習します。
次回272回ボクシング練習会は、4月13日(日)9時から10時30分まで中十条1丁目高架下公園(児童公園)で行います。
写真は本日4/6練習後の花見


皆様一年ぶりです。制作担当です。
結構期間が開いてしまいましたが、東京朝鮮高校2代目監督「姜容徳」が考案した7つのコンビネーションブローその3についてご紹介します。
ハングルで「セーボンチェ」と呼びます。
ハングルで「セーボンチェ」と呼びます。
私はこの技には少し苦手でしたが、私の弟は使いこなしていましたね(笑)
鬼塚勝也選手が見せた必殺コンビネーション
皆様は鬼塚勝也選手をご存知だろうか?
1992年にWBA世界スーパーフライ級王者となり5度の防衛を行った名選手だ。
ちなみに高校2年のときにインターハイでライトフライ級優勝。高校3年時にフライ級で準優勝している。

詳細な話は「トクさん」本人に書いていただきたいのですが…
(てか、詳細知らないので書いておいて~)
トクさんが朝鮮大学の学生を引き連れて
協栄ジムに練習に行ったところ鬼塚選手と学生で練習試合をする事に。
多分推測するに時期的には…
朝鮮高校がボクシング部がインターハイにでれない強豪高と言われていた、
伝説の時代辺りの話だと思うので、
当然、朝鮮大学ボクシング部も相当強かったはず。
しかし、鬼塚選手は学生達をどんどん倒していったそうです。
トクさん本人もあの時は衝撃だったと話していたくらいです。
その時に鬼塚選手が多用して朝鮮大学生達を翻弄したコンビネーションがありました。
トクさんはすかさずチェックし、改良を重ね生まれたのが
コンビネーションブローその3でした。
参加メンバーに合わせて練習メニューを考えているので、必ず出欠回答を書き込んで下さい。
3月30日のボクシング練習会の出欠
bariさんがジムの実戦練習で使えた「先手」を徹底的に練習します。
フォロー(円の動き)0から先手、1から先手、2から先手、3から先手、サークリングから先手、ディフェンスから先手➡イメージトレーニングしておいて下さい。
後ボディ連打でコンビネーション6×3回、コンビネーション7を力強くリズミカルに打てるように練習しておいて下さい。

先日当練習会のメンバーが、ジムに行って習ったことをスパーリングで使ってみたら、余りの効果に自分も驚いたけれど相手も驚いて、会長も上手くなったと褒めてくれたと喜んでました。正に指導者としては冥利に尽きるところです。
今も4名程参加したいとメッセージが来ますが、実際に参加にまで至る人は少ないです。
高架下と言う屋外での練習、朝の練習と言う事で気が引けてしまう人もいるかも知れないが、本当に上手くなりたいし強くなりたいと思う人にはそんな事関係ないようだ。試合のあるプロの選手は最高の朝練と喜んでいるし、まだ5回程度の参加で一通りの技を習得してしまった熱心な子もいる。
「できな~い。むずかし~い!」とか言いながら全部こなしてしまう女性もいる。

シュートの元世界チャンピォンでブラジルでグレイシーに勝った選手も短期集中で参加したが、一通りの練習の中からこれだと言う技を見出して身につける集中力が凄い。
後に総合格闘技の日本チャンピォンになった選手も長期で黙々と練習に参加していたが、練習が終わった後に仲間と練習の復習を延々とこなしてから帰るのには驚いた。

しかしチームメンバーや新規参加者に聞くたびに驚くのが、ジムに通ってもあまり教えてくれないと言う事実だ。ひどい所は教えてくださいと頼むと面倒くさがって怒るそうだ。
いくら年齢が行き過ぎていても、全くの素人でもボクシングが好きで始めようとしているのだから歓迎すべきであり、教えるのが仕事で有る以上責任持って教えるべきだと思う。
私が手取り足取り教えているのを見て、出稽古に行った先のジムの選手達も驚いて立ち止まって様子を見ている。
以前大学のコーチをしていた頃に出稽古に行ったジムでは、そこのプロ選手に個人指導を頼まれた事が何度かあった。
ジムに通いながらも迷子になっているボクサーが気の毒である。
boxingの技習得で練習参加メンバーに役立つことが、今の自分の「やりがい」となっている。

bariさん、流星君、デラさん、かやまさん、徳の5名

上下攻撃と円の動き、リードからのブロックとリードからのコンビネーション、先手の練習をしました。
リードからのブロックとリードからのコンビネーションの実戦に近いミットは、春に中学生になる流星君が一番上手です。
次回は上下攻撃とボディ連打、実戦に近いミットに集中します。
1.ジャブから右ストレート(ボディ)~ジャブから右ストレート(顔)~ジャブから右ストレート(ボディ)~左サイドステップ右ストレート(ボディ)左ストレート(ボディ)右ストレート(顔)
2.ジャブから右ストレート(ボディ)~ジャブから右ストレート(顔)~ジャブから右ストレート(ボディ)~右ステップ+左ストレート(顔)右ストレート(ボディ)左ストレート(ボディ)右ストレート(顔)
効果的な目のフェイントを使う
・ジャブから右ストレート(ボディ)を打つ時は相手のボディは見ずに目を見ながら打つ。
・ジャブから右ストレート(顔)を打つ時は右ストレート(顔)を打つ直前にボディを見てから右ストレートを顔に打つ。
・2の右ステップ+左ストレート(顔)右ストレート(ボディ)は、前に「あまり教えたくない裏技」で書いた「右ワンツー」と同じ打ち方である。
・1の最後の攻めは、相手をロープに詰めている場合自分から見て左方向に相手が回り込もうとした時に左サイドステップで行き先を封じて使う。
・2の最後の攻めは、相手をロープに詰めている場合自分から見て右方向に相手が回り込もうとした時に右ステップで行き先を封じて使う。
もちろん1.2.は相手をロープに詰めてなくても最後にサイドから打つのは有効である。
●更に回転の速い上下攻撃
1.左ストレート(顔)右ストレート(ボディ)~左ストレート(顔)右ストレート(顔)左ストレート(顔)右ストレート(ボディ)~左サイドステップ右ストレート(ボディ)左ストレート(ボディ)右ストレート(顔)
2.左ストレート(顔)右ストレート(ボディ)~左ストレート(顔)右ストレート(顔)左ストレート(顔)右ストレート(ボディ)~右ステップ+左ストレート(顔)右ストレート(ボディ)左ストレート(ボディ)右ストレート(顔)
1.2.どちらも最後の攻撃は前記の使い方と同じ。
※ストレートボディはみぞおち(水月)直撃かその上の骨しかないところ、又は心臓を狙うのが効果的だ。
相手に考える余裕を与えずに上下攻撃をガンガン打つのが効果的。
●「ナイスボディ!」
ボディストレートが効いたら「ナイスボディ!」と言う言葉を合図にフィニッシュのコンビネーション6、又はコンビネーション7を打つ。
「ナイスボディ!」は「ボディが効いたぞ、チャンスだ、ボディ連打を打て!」と言う相手にも分かってしまう言葉の代わりになる合言葉として使う。
コンビネーション6
右スリップ+ステップイン右アッパー(ボディ)左アッパー(ボディ)左フック右ストレート左フック(顔)左アッパー(ボディ)
※3回転出来るように。
コンビネーション7
右スリップ+ステップイン右アッパー(ボディ)左アッパー(ボディ)を3回繰り返し左フック右ストレート左フック(顔)左アッパー(ボディ)
※相手が真っ直ぐ下がって逃げても追いかけられるように右スリップ+ステップインを有効に使う。ガード固めてジャブから入るのも良い。
今回の「連打からワンテンポ外して打つ」もその3箇条の要素が入った効果的な技だと言える。
・打ち合いの最中にスッと外す事によって相手のバランスをくずし、追撃をすることが出来る。(位置移動)
・外して打つ動作が勢いをつけてトドメを打つ動作に見えて効果的。(強弱)
・リズムとしては2発から外して打つ。➡パパン(スッ)パン
3発から外して打つ。➡パパンパン(スッ)パン
4発から外して打つ。➡パパンパンパン(スッ)パン
(各自リズムを変える事によって速度変化を行う事が出来る)
どちらに外す?
打ち終わる頭の位置の逆側に外す。
・右ストレートの後は右側に外す。
・右フックの後は右側に外す。
・右アッパーの後は左側に外す。
・左ストレートの後はどちらでも良い。(でもなるべく相手の利き腕の外側に外す)
・左フックの後は左側に外す。
・左アッパーの後は右側に外す。
外し方はスリップ、ウィービング、ステップ等を取り入れる。
方法としてはコンビネーションブローの中にあらかじめ途中で外して打つ動作を組み込んでおく。又はコンビネーションブローを打ち終えた後、外して打つフォロー的な動作として必ず行う習慣をつける。
例
・ワンツー(右スリップ)右アッパー左フック右ストレート
・ワンツー左フック(左ウィービング)左フック右ストレート
・ワンツー左フック右ストレート(右ステップ)右ストレート左フック
・右ボディアッパー左ボディアッパー(右ステップ)右ストレート
もっと簡単な予期せぬパンチが有るはずだ。
例えば右ストレートの後やワンツーストレートの後に打つパンチは左フックが最も多く次に左アッパーだったりする。みんなそれが当たり前で慣れてしまっている。
ところが右ストレートの後に左ストレートを打つと逆ワンツーと言う珍しい攻撃となり、これが良く当たったりする。
ワンツーの後に左ストレートを打つのも良く、右ストレートの後の肩入れストレートになるので相手の顔をのけぞらすことが出来る。(クリス・ジョン選手が良く使っていた)
特に長身の選手は、せっかくリーチが有るのにワンツーストレートの後に左フックを打って自ら距離を近づけるのはもったいない。
リーチを生かしたい時、やり慣れた相手を驚かしたり試合中盤に相手を翻弄したい時等、一つの方法として練習に取り入れてみよう。
ミスターノックアウト・カルロス・サラテを破り世界バンタム級を長期防衛したルペ・ピントールは、ラウンドが開始するたびに強烈な右ストレートを先に打っていた。チャンピォンに15ラウンド15回これをやられる相手選手にはプレッシャーだったに違いない。
ラウンドの始めやレフリーが「ストップ」をかけて「ボックス」と言うたびに先手を打てば、気を抜いていたり少しでも休もうとしている相手に対し精神的に上回る事が出来る。
ここでは
「ボックス」=先手 と言う題名で技を紹介する。
★いつ打つか
1.ラウンドの開始毎
試合開始や最終ラウンドに選手同士が手を合わせる場面をプロの試合で見かけるが、アマチュアではこれをやると反対にレフリーに注意される。
プロでも初回からラッシュ掛けると決めていたり、11ラウンドにKOしそこねて最終ラウンド一時を争う状態でグローブを合わせる必要もないし、空気を読めないレフリーの指示に従う必要もない。
つまり、やる気さえあればラウンドの開始毎に先手を決めるチャンスが有ると言う事だ。
2.反則に対する注意が入る毎
レフリーが「ストップ」と言って中断し相手に反則を注意した時、又は自分が反則を注意された時、次に「ボックス」と言って再開するその時が先手を決めるチャンス。
3.ダウンを取った時、又は取られた時
レフリーが「ストップ」をかけてカウントを数える。そして再開の「ボックス」が先手を決めるチャンス。
4.「ブレイク」の後
反則の無いクリンチ状態の時、レフリーは「ストップ」も「ボックス」も言わずに「ブレイク」とだけ言う。
その際選手は必ず1歩下がった後、競技を続ける。「ブレイク」で1歩下がったらすぐに先手を決める。
余りフェアでは無いが、わざと「ブレイク」で1歩下がらなかったら、レフリーは「ストップ」を言い、下がらなかった事を動作で示して注意した後「ボックス」と言う。その時も先手を決めるチャンス。
★「ボックス」=先手の出し方
上記1.ラウンドの開始毎、3.ダウンを取った時、又は取られた時、4.「ブレイク」の後はオンガードで対応するが、2.反則に対する注意が入る毎はやる気なさげにガードを下げて相手に油断させる。ガードはすぐに上げられるように両手を両胸につけておく程度で目つきも鋭く無いように待機する。
「ボックス」の「ボ」で動作に入り「ス」でパンチが当たるようにする。
真っ直ぐ正面から打って行かずサイドから行く。
特に上記3.ダウンを取った時、又は取られた時は相手が1発を狙っているだけに注意する。
自分がダウンを取った後サイドから攻めて相手が横を向いた状態で打たれれば、レフリーはすぐに試合を終了する事が多い。
具体的に
・左サイドステップ右ストレートからワンツー
左サイドステップは大きく速く、相手の肩の横に1回で回り込めるように。左サイドステップ右ストレートまでをワンツーのタイミングで行う。
・右ステップ右ストレートからワンツー
右ステップは大きく速く、相手の左足の横に踏み出す。右ステップ右ストレートまでをワンツーのタイミングで行う。相手の右ストレートとの相打ちに注意して左手のガードを忘れずに。
リーチの差、スピードの差等も有るだろうが、予め練習で磨かれた巧妙な位置移動によって、やられるべくしてやられた場合もある。
ワンツーの相打ちに勝つその巧妙な位置移動とは
ここでは「左ワンツー」、「右ワンツー」と呼ぶ事にする。
★「左ワンツー」
10㎝程の左サイドステップと同時に左ストレートを打ち、追って右ストレートを打つ。左サイドステップをしながら左ストレートを打つので左ストレートは斜め右前に打つ事になる。左ストレートは相手の顔の位置確認の為に打つ役割が大きい。相手のワン(左ストレート)はこちらの右肩の上を通る事になる。そして相手のワンとツーの手の間を強烈な右ストレートがヒットする。
左サイドステップは斜めサイドステップではなく、真横にする。余り大きいサイドステップだと右ストレートが当てにくくなる。
★「右ワンツー」
20㎝程の右ステップと同時に左ストレートを打ち、追って右ストレートを打つ。長身の選手が相手の外側から右ストレートを振り下ろす理想のパターン。右サイドステップではなく、右足だけを真横に出すステップ。「右ステップ右ストレート」のカウンターと一緒だが、右ステップの時に左ストレートを伸ばす分警戒はされない。左ストレートは次に打つ右ストレートが見えないように隠す目的で相手の左目を狙う。
相手の右ストレートを打たれる可能性も有るので「左ワンツー」と比較するとリスクが有る。
1ラウンド中に1度は狙ってみたい技なので、チーム徳では「ハーフタイム」の知らせを合図に使う練習をしている。
「円の動き」の中に組み入れるのも良い。
「左ワンツー」、「右ワンツー」ばかり練習して普通のオーソドックスなワンツーを忘れないように第一に練習するように。
流星君、nakaさん、かやまさん、徳の4名。
リードからブロック、円の動き、7つのコンビネーションを念入りに練習しました。
その他、今日は秘技を練習しました。
グローブをはめずに行う。自分の手の平を相手の肩につける。右手は相手の左肩、左手は相手の右肩。
注意する点は爪で相手を傷つけたり突き指しないように、必ず手の平で行うこと。
いくら肩タッチと言えども、よけた弾みに顔面に手の平が当たる事も有り得るので、ガードをおろそかにしないこと。
まずは安全と言うのが魅力。それと試合と全く同じ動き(特に下半身)なのでスタミナがつく。
単純な肩タッチを成功させるのは容易ではないので、動きが機敏になるしステップが早くなる。サイドステップやフェイントが上手くなる。
拳を握った場合と手の平では距離が10cm近く違うので、手の平を当てようとすれば踏み込みが良くなる。
慣れて来たら肩だけではなく、みぞおち、わき腹にも手の平タッチをする。ボディブロックとその返しの攻撃を形良く行えるようにする。
更に慣れて来たら肩ではなくヘッドギアをつけて、おでこにタッチ出来るようにする。
先に5発当てた方が勝ちとして、競争意識を高める。
ボクシングで重大な事故が起きる可能性は、試合よりもスパーリングや練習中が多い。毎日頭部を打たれていればダメージは蓄積される。実力差があるのに真剣なスパーリング行えば尚更である。
私の教え子は卒業後プロボクサーになり、デビュー以来10戦全勝と言う輝かしい戦績で東日本新人王となったが、全日本新人王戦を前に練習中倒れ、引退せざるおえなくなった。当時はグッシーナザロフのスパーリングパートナーだった。
もう一人、母校の後輩はプロデビュー戦で後の日本チャンピォンで当時5戦全勝だった相手を破り、かなり期待されたのだが、ロッキーリンのスパーリングパートナーでやはり頭部を損傷。再起出来なかった。
拳を握らず、あるいは軽く打つマスボクシングと言う約束事の中で、本気で打ってしまって事故が起きる例も多い。軽いものだと気を抜いているところに強打を受けると、そのダメージは深刻なものとなる。後で約束事を破った事故ではなく故意の事件扱いになりかねない。
手加減が出来ない選手は力の抜きどころやパンチの強弱、リラックスする術を何時までも持てず、試合ではスタミナ切れや大振りになって成長しない。
軽く打つ約束の中で強いパンチが入ってしまうと負けん気の強い選手はやり返す。いつの間にかスパーリングに変ってしまう。先輩と後輩のマスで先輩がやってしまう例も多い。
コーチ、監督はスパーリングはもちろんの事、たとえマスでもレフェリーとして近距離で事故防止に努めなければならない。
実戦練習に勝るものは無いが後の長い人生に後遺症が残らないように、私達指導者は、リスクの少ない選手の実力向上に役立つ練習法を探し続けなければならない。
安全面を考えて、体重の軽いグループと重いグループに分ける。
順番を決めてリードだけのスパーリングを行う。
空手のようにヒットしたら1本勝ちとなり、負けた選手はリングから退場して次の順番の選手が勝ち抜いた選手と対戦する。
1本を見定めるレフェリー役が必ずいなければならない。リードパンチが強い選手もいるのでヘッドギア、マウスピース、ノーファルカップは必ず装着して行う。
瞬時に終わる勝負も有れば10分以上勝負がつかない場合もある。たった1発のヒットで決まるので、ディフェンスやガードが急速に上達する。勝ち抜いた自信や負けた悔しさで当てる為の工夫をするようになる。ストレート、フック、アッパーをおりまぜたり、ノーモーションやフェイント、顔からボディ、ボディから顔等・・・。
リードパンチのみと言えども、サウスポーやアウトボクサー、ファイター等次々に違う相手と戦うので、良い練習になる。


●リード (主要リード)
1.左ストレート内ブロック左ストレート
(内ブロックは左手のひらを外側に向けて肘は全て伸ばさずに少しだけ曲げて、左肩がテンプルにピタリとつくようにする。少しでもテンプルに隙間が有ると相手のパンチがねじ込まれる。右拳は左の肘の内側につけて右ひじは水平に上げる。これによって相手の右フックから左フック、右ストレートから左フック、左フックから右ストレート等をブロックする事が出来る。これにて相手の右クロス を恐れずに左のジャブ、ストレートをビシビシ決める事が出来る。)
2.左ストレート右スリップ左ストレート
3.左ストレート左スリップ左ストレート
4.左ストレート合わせ
(左ストレート合わせとは右アゴの先端を右の胸につけながら左ストレートを打つ動作。相手のストレートに対して相打ちのタイミングで打つ。相手のストレートは自分の左肩の上を通る。パンチに向かって行く勇気が必要)
5.左ストレートボディ合わせ
(※同上。引きを特に速く)
6.左フック合わせ
(自分の左手を相手の右手よりも内側によせて構え、相手が打って来た右ストレートの下側から上側に回しながら相手のアゴの先端に打つ。顔の位置は左ストレート合わせと同じ。腰を入れるスペースが少ない分、左の胸の筋力をフルに使って強打する。わざと空振れば相手の右手の関節を痛める可能性が有る。そのタイミングでアゴに当てれば利き腕のクロスカウンターと同じ理屈の強打となる。)
※1.2.3のリードは常に先手で打つと言う面で試合の主導権が握れる大事な動き。特に2と3は体を振りながら打つので的にならずに次の攻撃につなげやすい。相手が打ってこなくても実行して良い。
次に上記リードから打つ「強打」
●リード からの強打
1.左ストレート内ブロック左ストレート から右ストレート合わせ左フック
(右ストレート合わせとは相手の左ストレート又は右ストレートに対して相打ちで放つパンチだが、右ストレートを打つと同時に自分のアゴの左側先端を左の胸につける。相手のパンチはこちらの右肩の上で空振り、こちらのパンチだけが当たるのだが、相手の突進力にこちらのパンチが正面衝突する強力なカウンターとなる)
2.左ストレート右スリップ左ストレート から左スリップ左フック右ストレート
3.左ストレート左スリップ左ストレート から右ステップ右ストレート左フック
4.左ストレート合わせ から左スリップ左フック右ストレート
5.左ストレートボディ合わせから右フック
6.左フック合わせから右ストレート
※右ストレートから左フック、 左フックから右ストレートは強打になるように常に磨く事。
基本カウンターとして打つが、時に自分から打っても良い。
この強打を決める為に必ず先に前記のリードを餌として打つ習慣を付ける。よって色んなリードがビシビシ出せるようになる。
リードを打った時の頭や上体の位置から効果的なパンチにつながるように設定した。例えば1は内ブロックで中から打つので中から打つ右ストレート合わせにつなげたし、2は右スリップで頭の位置が右側に有る事を相手にイメージさせて左スリップ左フックにつなげているし、3は左スリップで頭の位置が左側に有る事を相手にイメージさせて次につなげる強打の右ステップ右ストレートを決めやすくしている。
次にリードから打つ強打、「そこからの攻防」
1.左ストレート内ブロック左ストレート から右ストレート合わせ左フックから左スリップ左フック右ストレート、右ステップ右ストレート左フック、左スリップ左フック右ストレート・・・(続く)
2.左ストレート右スリップ左ストレート から左スリップ左フック右ストレートから右ステップ右ストレート左フック、左スリップ左フック右ストレート、右ステップ右ストレート左フック・・・(続く)
3.左ストレート左スリップ左ストレート から右ステップ右ストレート左フック左スリップ左フック右ストレート、右ステップ右ストレート左フック、左スリップ左フック右ストレート・・・(続く)
4.左ストレート合わせ から左スリップ左フック右ストレート右ステップ右ストレート左フック左スリップ左フック右ストレート右ステップ右ストレート左フック・・・(続く)
5.左ストレートボディ合わせから右フック右ステップ右ストレート左フック左スリップ左フック右ストレート右ステップ右ストレート左フック・・・(続く)
6.左フック合わせから右ストレート右ステップ右ストレート左フック左スリップ左フック右ストレート右ステップ右ストレート左フック・・・(続く)
※基本カウンターとして打つが、自分から打っても良い。特に右ステップを自分から斜め前に大きく踏み出せば位置移動になって効果的である。
※リードから強打、そこからの攻防を習慣づけて練習すれば、相手のしつこい攻撃に常に対応出来るようになり自信がつく。
2. 位置移動
3. 速度変化
この3つを常に頭に入れながら練習し、試合に臨む。
五分五分の試合から一気に差をつけたり、負けている試合を逆転するキッカケとなる。