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チームトクボクシング教室の
えるひねり過ぎコークスクリュー

 
協栄ジムが新大久保の明治通り近くに有った頃、よく大学生を連れてスパーリングの出稽古に行った。

当時はロシアの選手が活躍していて、ユーリ・アルバチャコフやグッシー・ナザロフが世界チャンピォンだったと思う。

協栄ジムの壁にはユーリがストレートを打っている写真が貼られていた。

シャドーボクシングでコークスクリューストレートを打っている拳の先がアップで写っている。

ひねり過ぎて拳の小指部分が斜め上天井方向に向いている。

その写真をじっと見つめている私に、大竹トレーナーが話しかけて来た。

この間違いとも言えるひねり過ぎコークスクリュー写真を貼った訳は、「世界チャンピォンでさえ練習で1発1発を無駄にせず、ひねらなければ!勝たなければ!と強く意識して練習している。その結果がこのひねり過ぎ写真に現れているわけで、練習する選手達にはユーリのその強い思いを学んでほしい」とのこと。

私は、写真1枚に込められた選手の思いと指導者の思いに感動した。