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チームトクボクシング教室の
ガードを固める

 
マイク・タイソンが右グローブの親指部分をくわえてボクシングをした事は有名だ。
ビーカブスタイルと言うが、これを実践で行っている選手は少ない。

私は現役時代に試合でアゴを複雑骨折したが、どうしてもボクシングを納得行くまで続けたかったので、なりふり構わずガードを改良した。
親指の分厚いグローブの作りを生かして親指は唇の下に、他4本の指は鼻柱の上にしっかり立てて支える。鼻の骨を2度折った私がこのガードに変えてからはその心配がなくなった。左の刺し合いでも相手は鼻血を出すが、こちらは鼻血の心配が無くなった。浅いフックもこのガードでカバー出来る。
4本の指の位置が鼻柱よりも低いと支えも弱くなる。よけて打つリードに長けた上手い相手に対してもこのガードをしっかりとロックしてリードを打てば、相手よりも省エネで対等以上に戦える。左は上手い方が勝つのではなくて、しつこい方が勝つのである。

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要は恥ずかしがらず、面倒くさがらずに謙虚な気持ちでこのガードを貫き通せるかと言う事だ。



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右ストレートをこのガードからスパンと打てばノーモーションで打てる。

スリップやサイドステップから左ストレートを打つ時も、保険としてこのガードを崩さない。