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チームトクボクシング教室の
左は世界を制す

 


過去の名ボクサーの中で、自分は大場政夫が一番好きです。

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ともすると大場のボクシングはチャチャイ戦、アモレス戦ばかりアップされて、その試合の印象ばかり評価されがちですが、彼のボクシングは「左は世界を制す」の言葉通り左のストレート、ジャブが素晴らしかったです。

過去私は高校生、大学生、一般とボクシング指導する中で常に「左はしつこい方が勝つ」「左はチャンスをつかむ為に打つ」と口癖のように声をはりあげてますが、その原点は大場政夫のボクシングです。

チャチャイが亡き大場を振り返って彼のボクシングについて語ったのが、「試合中一時も気を抜けなかったしすごく疲れた」と言う感想でした。
まさに「左はチャンスをつかむ為に打つ」ひとたびそれでチャンスをつかんだら絶対にしとめると言う気迫が伝わったんでしょうね。

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常にランキング1位と防衛を行う姿勢と、チャンピォンの間に行ったノンタイトル戦の対戦相手で彼の評価は更に高まります。
メキシコに渡って行ったノンタイトル、ガルシア戦は世界ランキング10位、9R逆転KOでしたが、その試合を観て大場に憧れてボクシングを始めたと言うのが、後の5代後の世界チャンピォン、グティ・エスパダスでした。
同じくノンタイトル戦ナタリオ・ヒメネス(ドミニカ)世界5位は鉄壁のガードで開場を驚かせたが、そのガードを崩そうとした大場の強烈なボディアッパーの連打が効いてしまい、5R悶絶KO。両試合とも今なら立派なタイトルマッチの相手です。

ボクシングスタイル、メンタル、対戦相手を選ぶ姿勢、感動を与えてくれた試合内容等で大場政夫が私の中ではトップです。