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チームトクボクシング教室の
練習は根性

 

修羅場

監督をしているボクシングチームの練習会が230回を超えました(2013年3月現在)

私の一挙一動を見逃すまいと目を凝らし練習に参加するメンバー達を見ていると、私自身大好きなボクシングの指導と言うとりえが有り、それを生かせる場所が有って本当に良かったと思う。こんな裏技が有り、こんな戦術が有ると説明する自分の引き出しの多さに、改めて我ながら驚いたりもする。
四角いリングの中で誰の助けも無く対戦するボクシングは、痛い、怖い、疲れるの大変な事だらけだ。平穏無事に生きて来た人達から見ればまさに修羅場である。

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練習がきつければその分試合が楽になると信じて、時には1分でやられてしまうかも知れない時を迎えるために、もくもくと走り辛い練習をこなす。

練習は根性、試合は度胸とも言われる。いくら一生懸命練習しても、それを生かすハートを同時に養わなければ試合では勝てない。

冷静に根性を出すと言う難しさは、やった人間でなければ分からない。

辛い練習を乗り越えて、試合で芸術的な技とリズム、スピードを駆使して勝つ姿は、湖を優雅に泳ぐ白鳥が実は見えない水中でバタバタと必死に足で水を掻いている姿と同じかも知れない。
ボクシングは芸術だと言う人がいるが、技を磨き完成させてスポットライトに照らされリングに上がる姿は、舞台役者が舞台に上がる姿とだぶるものが有る。


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もう駄目だと言う時、それでも絶対に勝ちたいと今まで出した事のない体力と精神力を絞り出して乗り越えた時、人は自分を乗り越えて更に強くなったと自覚する。その姿は見る人に感動を与え、痛み、怖さ、疲れは自分の味方となり対戦相手に与える苦痛に変わる。
こう言うスポーツだからこそ自己改革として、自分に鞭打って飛び込む人が多いのだと思う。
実際に動いて教えられるのがいつまで続くか分からないが、今のメンバー達と一緒に練習する時間を大切にして行きたい。